プログラムの概要

HiGEPS – 埼玉大学ハイグレード理数高校生育成プログラム

埼玉・群馬・栃木・茨城の理系指向=高校生の皆さん! 探究心・好奇心・研究意欲 眠ってませんか?
「知と技、そして国際性」を併せ持つ、理工系エキスパートをめざして、特別教育プログラム(HiGEPS)が開講します(平成28年度プログラム:6月スタート!!)。

HiGEPSは、理数分野において優れた基礎学力と、強い好奇心・向上心を持つ高校生の皆さんを「知と技、そして国際性」を併せ持つ、理工系人材に育成することを目的とした特別プログラムです。

「ベーシックコース」では高校1, 2年生60名を募集・選抜します(一般枠・推薦枠)。理工系(数学・物理・化学・生物・地学)にかかわる大学専門課程レベルの知識をセミナー形式で学び、加えて外国人研究者・留学生を含む講師による理学英語セミナー・談話会といった国際力強化企画を交えた育成プログラムを埼玉大学、および連携機関が協力して提供します。「聞くことができ、理解することができ、議論することができる」理工系で必要なスキルを習得し、アクティブ志向の理工系高校生を育成します。
「アドバンスドコース」はベーシックコースの受講を経て選抜された高校2年生15名が対象となります。埼玉大学・連携機関の持つ研究・教育面でのポテンシャルを活用した、個別研究活動、国内・国外短期研修や国内グルーバル教育プログラムといった、国際力強化企画を提供し、研究力・国際性・社会性を併せ持つ「理工系研究者の芽」を大きく育成していきます。

毎月1-2回(土曜日)16:00以降をコアタイムとして埼玉大学にてセミナー・談話会を中心とした活動を行います。また夏・冬休みには集中講座を開講します。

プログラムの内容、応募方法、その他不明な点あればご遠慮なくご連絡ください。

埼玉大学大学院理工学研究科 HiGEPS支援室 電話:048-858-9302 (or 3377)
E-mai: higeps.saitama@gmail.com
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【ご挨拶】 グローバルサイエンスキャンパス・HiGEPS事業に寄せて

埼玉大学 理事(教学・学生担当)・副学長 齊藤享治

高校生のみなさん、いよいよ埼玉大学グローバルサイエンスキャンパス(HiGEPS)プログラムが始まりました。埼玉大学の「知と技」そしてその国際力を背景にして、高校生の皆さんの「科学者の芽」を育み、さらに知識と探究心を深化させることを目指して、この1年間、教育プログラムを進めてきたところです。

高校生の皆さんには、今後社会で活躍するために、高校・大学で学ぶ理科・数学の知識とあわせて、高度な思考力や判断力・表現力、そしてグローバル性が強く求められています。皆さんが自発的課外活動としてHiGEPSに参加され、その中で先端科学に関わるセミナーをはじめ、知識の応用・深化を目指したアクティブラーンニング、大学レベルの研究活動などを通して、それらのスキルアップを果たしてきたことと思います。そして埼玉大学がその多彩な活動機会を提供できたこと、そして将来の日本を担っていく皆さんに向けて、理工系人材育成の第一歩を一緒に歩むことができたことを嬉しく思います。

今後とも、高校での勉学とHiGEPSでの経験を生かし、ますます皆さんの好奇心を伸ばし、大学・大学院課程では更に高度に自己研鑽を積み重ね、将来、優れた理工系グローバル人材として活躍されること期待しています。

 

埼玉大学 理工学研究科長 堀尾 健一郎

受講生の皆さん,HiGEPSに参加してみた感想はいかがですか?前もって考えていた印象と違いますか?何が一番面白かったですか?HiGEPS に参加することで“科学”を体験する楽しさ,面白さを味わっているでしょうか.

学校での勉強,クラブ活動,宿題などの自宅学習に加えて,埼玉大学での本プログラムに参加し知識を深めようとしている皆さんの意欲・努力に敬意を表します.

大学とは学問をするところと言えます.学問を体験する“教育”と学問を発展させる“研究”が大学の担っている役割です.しかしながら特に理工系では「研究することにより成長が促される」ことも重視しています.皆さんは高校生の間にそのような体験をすることができ,ある意味大変幸運であると言えると思います.そのような皆さんの貴重な体験のお手伝いができることに,埼玉大学としては大変光栄に感じています.この機会を十分に堪能してください.

情報化社会の進展に伴って世界は益々狭くなり,地球的課題やその他の課題を他国の人々と一緒に取り組む機会は増えていきます.ご存知のように,HiGEPSプログラムでは社会のグローバル化を見据えた取り組みも行っています.この面についてもぜひ経験を深めていただきたいと思います.

最後になりますが,ご父母など保護者の方々や高校の先生方にも本教育プログラムの趣旨・理念をご理解いただき,参加していただいている生徒皆様へのサポートにつきまして,今後ともご協力いただきたくお願い申し上げます.

 

埼玉大学 理学部長 鈴木 健

高校生の皆さんへ。科学者を志しておられるなら、埼玉大学の研究力・国際力を活かして各種科学講座・英語特別教育、そして高校レヴェルを超えた研究活動を体験できる、HiGEPSに是非参加してみませんか?

2015年度ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章先生は埼玉大学理学部のご出身です。梶田先生によると「大学は学問の入り口」だそうです。この教育プログラムは科学者の芽から学問そして研究へとスムーズに接続することを提供します。

高校の先生方へ。高大接続の観点から入試制度が議論されているなか、学力の3要素として従来の「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」そして「主体性・恊働性・多様性」をHiGEPSは総合的に育むものです。

この教育プログラムへ参加を生徒さんに促してくださる様お願い致します。最後になりましたがご父母・保護者の方へ。本教育プログラムの趣旨・理念をご理解いただき,参加していただいている生徒皆様へのサポートにつきましてご協力をいただきたくお願い申し上げます。

 


 


 

【HiGEPS講師からのメッセージ】

  

未来の自分のために

 埼玉大学名誉教授 HiGEPS コーディネーター 永澤 明

「自分が興味をもてる分野を見つけ」,「仲間から刺激を受けて関心を膨らませ」,「より深い知識と周辺分野への理解を身につけ」,「科学の思考方法や技術を知る」。将来みなさんが科学や関連する領域で活躍するために,これらが必要だと私たちは信じています。グローバルな科学の言語である英語に慣れ,高校の授業とはかなり違う雰囲気の講義や実習や実験を受講しながら,「科学すること」に没頭する時間を経験してみましょう。

 

English for Science or Science for English?

 HiGEPS英語コーディネータ Tammo Reisewitz

Why does HiGEPS have English? What does the GSC have to do with English? They are English abbreviations!

Science is public conversation and the global public speaks English. Do you like studying Mathematics, Biology, Chemistry, or Physics a lot better than English? “Could you please tell me the way to the railway station?” How boring if you have smartphone navigation anyway.

But maybe you want to learn the newest about gravitational waves, enzymes, catalysts, disease prevention, conservation agriculture, volcanoes, cryptography, cosmic rays, or functions that no computer can compute?

Tell us your interest and study English for your scientific future. English may be a prerequisite and if you read about dinosaurs and DNA in English, even English will be fun.

It’s English for Science and Science for English.

 

世界のために科学を

 理工学研究科 教授 廣瀬卓司

「知と技と国際性を持つ理工系エキスパートの育成」がHiGEPSの目的ですね。今年、私は講義「CO2の話」で「知と国際性」を、実験「色素の合成」では「知と技」を身近に感じてもらいたい、と企画担当しました。この「知と技と国際性」は何のため? 答えは皆さんが決めるものですが、一人でも多くの修了生が「世界のために」と考えてくれることを願っています。将来の皆さんには、科学を楽しみながら、日本だけでなく世界のために活躍していただきたい。科学は国際言語。皆さんが貢献した科学は、世界中の人が理解し、利用してくれます。

 

Mathematics as a universal language

 理工学研究科 准教授 Neal Bez

A famous quote of Galileo Galilei says that “Mathematics is the language with which God wrote the Universe”. This goes back to times where understanding the laws of physics relied on things like calculus. More recent ideas like quantum mechanics, which are extremely successful but at the same time a little strange, really require us to develop the language of mathematics to provide proper explanation! We are seeing more and more the power of mathematics in the development of science, technology, engineering, economics, computing and so on. It is the key to life!

 

ダイバーシティこそ創造の源泉

 芝浦工業大学 工学部 教授 中村朝夫

今,難民やイスラム圏の市民の入国制限を始めたアメリカ政府に対して,アメリカ国内の企業の創業者や経営者が異議を唱えています.彼らがなぜ入国制限に強く反対しているか知っていますか.ダイバーシティ(多様性)こそが企業や国の活力と新しい価値の創造の源泉だからです.オバマ前大統領のミシェル夫人は,外国の首脳などを迎える機会を利用して,小中学生をホワイトハウスに招待し,子供達に多様な文化を紹介し,その価値を教えていたそうです.

 君たちは今,様々な考え方や新しい学問や,様々な国の人や文化に触れるすばらしい機会に恵まれています.この機会を生かして内なる世界を大きく広げ,新しい価値を生み出す創造性豊かな人になってください.

 

知・技・国際性の三位一体

 理工学研究科 准教授 海老原 円

HiGEPSは「知」「技」「国際性」という3つのキーワードを掲げていますね。3つなんて、ずいぶん欲張りだと思うかもしれませんが、本当はそれは1つなのです。知は人間の頭脳や実
験室の中で生み出されますが、そこで生まれた知はそのまま世界に通用します。本物の知は時空を超えて普遍的なものですので、必然的に国際性を持ち、さまざまな技に直結します。真の国際性は必ず知や技に裏付けられていますし、上質な技は常に国際的な要請に応え、新たな知の地平を切り開きます。若い皆さんには、この三位一体の一端を是非味わっていただきたいと思います。


HiGEPS Semestrial Review (HiGEPS機関誌)はこちらからご覧いただけます。

HiGEPSの活動、目的・ねらいなどをわかりやすくご紹介しています。

 

  第1号(2016年2月発行)

 

  第2号 (2016年11月発行)

 

  第3号(2017年3月発行)